こんにちは、ボーカルギター吉崎拓也です。
今回は僕のとある一日の記録を日記調にして載せようと思います。
見たこと感じたことをなるべくそのまま書く代わりに、面白さはあまり保証できませぬゆえ、大きな心でお付き合いください。
23/8/12(土)
お盆なので、今日は群馬の祖母宅に里帰りする予定。
4年ぶりの規制のないお盆ということで、ニュース番組が空港や高速道路の様子をくり返し中継している。テレビ越しに観る凄い人手。
今夜は前橋花火大会があるので、余裕をもって早めに出発したいところなのだけど、さっきからなぜかiPadが見つからない。
あれがないと落ち着かない病なので、ウロウロと探す。
ここ数年のうちに書いた曲や歌詞や絵は、ほぼ全部iPadの中に入っている。
まだ形になっていないアイデアのメモやスケッチもあるので、どこか遠出する時は大体荷物の隙間に入れておく。
出先では大して使わないんだけど。お守りみたいな感じ。
今夜と明日は、親戚が集まってお酒を飲むから、なおさらiPadどころではないかもしれない。
遅れつつなんとか出発して(iPad枕の下にあった、、なぜ)向かった新宿駅は、覚悟していたよりは人出が穏やかだったけど、湘南新宿ラインはパンパン。
グリーン車のチケットを買うが、グリーン車も全席満席。
チケットが買えたからといって席が確保されてる訳ではないみたい。
だからデッキに立ってブログを書くことにした。
同じく立ち組の乗客何人かに囲まれながら、ここ最近あったことを考える。
ワイテルズという、6人組ゲーム実況チャンネルのリーダー格であるナカムくんが、僕らの「びいどろ」という楽曲についてSNSで触れてくれて以来、楽曲の関連ツイートがうちにとっては前代未聞のいいね数を叩き出しつづけている。
自分の好きなものを世に広める力がある、ていうその様が、無性にカッコいいと思う。
にしても、SNS強すぎるだろ、、同級生6人組ゲーム実況チャンネル、、、
一体どうなってんだってくらいありがたい事件なので、まだ未チェックの方はぜひ。
窓の外とスマホに視線を往復させるうち、ふと電車は赤羽に止まって、発車メロディのエレファントカシマシ「今宵の月のように」が流れる。
突然さっと視界が広がったような気分になる。
赤羽は、前に荒川ケンタウロスのメンバーと飲むために来たなぁ。
色んなことを話して、どうやって帰ったか覚えてないくらい酔っ払った日だ。
辞めていってしまったバンド仲間が圧倒的に多い中、彼らも僕らも、何かを信じてコツコツとやってきた。
たまにしか会わないけど、彼らに会うとそんな気持ちになる。
それはエレカシのメロディに宿る魔力みたいな、目に見えない何かだと思う。
僕は、音楽の凄みは、楽曲のメッセージ性とかを超越した、言葉にするのが難しいところにこそ潜んでいると思う。
でも同時に僕らは、その不思議をどうにかこうにか言語化していく必要がある。
野暮なことだとは思うけど、永遠のテーマだ。
祖母宅の最寄り駅が近づくにつれて、浴衣の人たちがチラホラ現れてきた。
地方の花火大会が好きだ。
たくさんインプットして、次作の栄養にしようと思う。
皆様もどうか、台風には気をつけて良い夏を。
日記調、というか、本当に日記になってしまった!